暑さが薄れ、過ごしやすくなってきました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、先日京都市立芸術大学が主催するアートプログラム「霧の街のポリフォニー」の研修生募集について記事をアップいたしましたが、今回私たちが担当させていただくセミナー「投錨と場所─村を守る不思議な神様を訪ねる」についてご紹介いたします。
同プログラムのテーマの一つ、「互いに離れつつも共にあり、経験を共有する創造実践の考察」に関連してお話しさせていただきます。


東京で初めて開催させていただき、熱気に包まれる2日間となりました(2018年)
セミナー内容
< 前半 >
道祖神の成り立ちや「京都」との関連性、そして特筆すべき人形道祖神をピックアップしご紹介。歴史的背景や基礎知識を知っていただいた上で、たくさんの写真や動画をご覧いただきます。これまでかもめブックスさんや代官山蔦屋書店さんでスライド&トークショーを開催いたしましたが、「今でもこんなお祭りがあるの!?」「秋田に行ってみたい」と皆様と盛り上がりました。秋田のディープな魅力を存分にご堪能いただればと思います。

< 後半 >
「人形道祖神という一見わかりにくい文化を、ポップに明快にエンタメ要素を加えながら伝える」方法について、美術館展示や書籍制作の実体験をご紹介しながらお伝えします。専門のリサーチャーではない一介のイラストレーターが、人形道祖神の取材を経て身に付けたリサーチ方法や、リサーチのコツなどお話しいたします。タイトル:「アートとリサーチ(仮)」
ご参考ブログ:「いろいろご報告♪」の中段にて、今年秋田県立大学の本荘キャンパスにて講義をさせていただいた学生の皆様からのフィードバックをご覧いただけます。
詳細はこちら
「投錨と場所─村を守る不思議な神様を訪ねる」
◆ 日時:10 月3日(日)13:30–15:00
◆ 会場:京都市地域・多文化交流ネットワークサロン
〒601-8006 京都市南区東九条東岩本町31 京都市地域・多文化交流ネットワークセンター内
◆ 講師:小松和彦(郷土史研究家/小松クラフトスペース店主)宮原葉月(アートクリエイター)
◆ 定員:先着30名様
◆ 料金:無料
◆ 主催:京都市立芸術大学 未知を開くファシリテーター人材育成事業 聞こえないを聴く・見えないを視る CASE-3「霧の街のポリフォニー」プログラム
◆ 応募締切:9月29日(水)23:59
◆ 詳細ページはこちら
◆ ご予約フォームはこちら
※新型コロナウィルスの感染拡大状況により、セミナー開催の方法が変更される可能性があります。
関西初上陸!セミナーは先着30名様まで。お早目にどうぞ
今月15日に発売された新刊「村を守る不思議な神様・永久保存版」がおかげさまで大変好評いただいております。昨日はAmazon民間信仰・俗信の売れ筋ランキングで2位でした。とても嬉しく、今後も秋田の知られざる貴重な文化を全国に広めてまいりたいと思います!

新刊の概要はこちらから。
オンライン書店でも発売中。→amazonページへ
◆目次
プロローグ ~わら人形を作りなさい
第1章 人形道祖神のメジャーリーガー(湯沢市)
第2章 江戸時代の旅人・菅江真澄が見た秘境の神様(大館市)
第3章 境界と道祖神(大館市)
第4章 男と女の神(大館市、能代市)
第5章 マタギ文化と道祖神(仙北市)
第6章 明治政府が消したかった古代信仰(大仙市)
第7章 山村に生きる(大仙市、湯沢市)
第8章 大きなカシマサマと小さなカシマサマ(横手市)
第9章 奇祭! 動き出すわら人形(横手市、湯沢市)
第10章 ナマハゲと道祖神(にかほ市)
第11章 幻の泥塑天子を探して(北秋田市)
エピローグ~復活と継承(大仙市)
◆アート
「新刊のご紹介 その3 ナマハゲ・アートが生まれるまで」
「新刊のご紹介 その6 マンガ「道祖神の成り立ち編」