『村を守る不思議な神様・永久保存版』(KADOKAWA )がついに発売されました。この本の刊行について、話が持ち上がったのは今年の初め頃。あれから約9カ月、紆余曲折を経てなんとか発売の日を迎える事が出来たことは、とても感慨深いです。
本書を楽しみにされていた皆様からのお便りやSNSの投稿を拝読し、毎日感激しております。「本書に登場する亡くなられた長老の仏前にこの本をお供えした」、「同級生が出てくるのを読んで、久しぶりに連絡して旧交を温めた」そんな心温まるお話が寄せられるたびに「この本を刊行してよかった!」と感じております。人形道祖神の命名者で私たちが師と仰ぐ神野善治先生からもありがたいお褒めの言葉を授かりました。心より感謝申し上げます。
全国の書店で発売されている本書。トップ画像はイオンモール秋田内にある未来屋書店様。店頭にコーナーを作っていただきました!来週からはなんと東京にある都内最大級の書店でパネル展とブックフェアを開催!詳細は追ってお知らせいたします。

私が店主を務める小松クラフトスペースにも連日、本をお買い求めにお客様がいらっしゃいます。現在、2Fギャラリーでは『村を守る不思議な神様2』のあとがきに登場する能代市出身の染織工芸作家・大高亨さんの個展を開催中です。(10月2日まで)

今日は人形道祖神の調査研究に日々邁進されている高校2年生・多賀糸尊さんがご家族と来店されました。多賀糸さんは先日、AAB秋田放送『ぷあぷあ金星』の道祖神スケッチ企画に出演(動画はこちら)。最近は私の方が多賀糸さんから教えられることもたくさんあります。
さまざまなメディアやSNSでもご紹介いただいております。
知られざる秋田の奥深さを浮き彫りにする『村を守る不思議な神様・永久保存版』、是非ご一読ください!

新刊の概要はこちらから。
オンライン書店でも発売中。→amazonページへ
◆目次
プロローグ ~わら人形を作りなさい
第1章 人形道祖神のメジャーリーガー(湯沢市)
第2章 江戸時代の旅人・菅江真澄が見た秘境の神様(大館市)
第3章 境界と道祖神(大館市)
第4章 男と女の神(大館市、能代市)
第5章 マタギ文化と道祖神(仙北市)
第6章 明治政府が消したかった古代信仰(大仙市)
第7章 山村に生きる(大仙市、湯沢市)
第8章 大きなカシマサマと小さなカシマサマ(横手市)
第9章 奇祭! 動き出すわら人形(横手市、湯沢市)
第10章 ナマハゲと道祖神(にかほ市)
第11章 幻の泥塑天子を探して(北秋田市)
エピローグ~復活と継承(大仙市)
◆アート
「新刊のご紹介 その3 ナマハゲ・アートが生まれるまで」
「新刊のご紹介 その6 マンガ「道祖神の成り立ち編」