Blog

近美展示「あわいをたどる旅」準備編 vol.1

投稿者:宮原 葉月 投稿者:宮原 葉月 宮原 葉月

 突然ですが、秋田県立近代美術館(横手市)にて11月28日から開催される「ARTS & ROUTES あわいをたどる旅」展へ参加いたします。

 「旅と表現」をテーマに、秋田公立美術大学の教員と外部から招聘したアーティストが新作を発表します。
 テーマの中心には菅江真澄を据え、真澄の旅の軌跡をたどりながら、秋田から表現できるもの、あるいは、秋田で表現できるものを最先端の現代アート表現に結びつけ、各作家が制作した作品を展示します。
(秋田県立近代美術館webサイトより抜粋)

 2019年、同展のプロジェクトがスタートしました。リサーチアソシエイトとして参加した小松さんは昨年8月、「菅江真澄をたどる勉強会」にて秋田公立美術大学で登壇しました(そのときの様子はこちら)。
 その後紆余曲折があり、さらにはコロナ渦という非常事態に。当初予定されていた開催時期が2020年春から11月へ変更になり、私たちも何度か展示プランを練り直しました。関係者の皆様とのテレビ会議等を経て、最終的に展示スペースを頂けることが決定。

 「菅江真澄」のオマージュとして、道祖神リサーチの様子を時系列に並べ、物語を追っていく展開にしたい、その中で道祖神の原画とリサーチ中に印象的だった「言葉」を散りばめていきたい。従来の手法から脱却し、今の私たちだからこそ可能な手法をやってみたいと思いました。リサーチしたものをプロットにまとめ、それらをつなげてストーリーを作成。説明や分布図等を用いる研究的な発表というよりは、より感覚的、見る方によって様々な余韻を残せるもの、そしてなによりその土地の歴史や文化を楽しんで知っていただけるものを目指します。

 これから一気に制作に入っていきます。今回はとくに「文字」のグラフィカルなデザインがポイントになるかと思います。運営担当の「NPO法人アーツセンターあきた」の岩根さんに相談し、10月半ば、ついにデザイナーさんが決定しました。初めての方とのやりとりは緊張しますが、「テキストを置くにはこういうやり方がありますよ」というアイデアをお聞きし、自分では決して思いつかない内容にびっくりしました。力を合わせて良いものにしたい。今後のやり取りを通じて、同サイトにてご紹介してまいります。

 上記のケースには、秋田県立博物館からお借りする人形道祖神が入ります。
 ちなみにこのときの小松さんは膝を怪我し、杖なしには歩けない状態でした。この日は横手市内を視察で動き回り、翌日膝が悪化する事態に。やっぱりただでは終わらなかった視察の珍道中は、続編にてご紹介します。

「ARTS & ROUTES あわいをたどる旅」

会期/
2020年11月28日(土)~2021年3月7日(日)(休館日:12月29〜31日及び、1月13〜22日)
会場/
秋田県立近代美術館
主催/
秋田公立美術大学、「ARTS & ROUTES -あわいをたどる旅-」実行委員会(仮称)
お問い合わせ/
NPO法人アーツセンターあきた

Writerこの記事を書いた人

投稿者:宮原 葉月
イラストレーター 宮原 葉月
広告・書籍・雑誌でイラストを描く。 「LOWELL Things」(ABAHOUSE)とのコラボバッグ、 シリーズ累計49万部「服を買うなら捨てなさい」(宝島社) 装画等を担当。 http://hacco.hacca.jp Twitter @hatsukimiyahara