秋田県も先週末から本格的な夏モードに。私たちにとって夏といえばなんと言っても鹿島行事の季節。今年はどんなカシマサマと出会えるのか、楽しみです♪
ちょっとその前に、6月25日は横手市、26日は能代市で小松が講演を行いました。その様子をご紹介いたします。
横手市では市民大学講座「よこてだいがく」の第1回目のゲストとして呼んでいただきました。オープニングは岩崎のカシマサマにほど近い横手市十文字町仁井田地区に伝わる神楽・仁井田番楽。リズミカルな演奏と舞に魅了されました。
この日の講演のタイトルは『横手市の人形道祖神とその信仰を受け継ぐ人々』。横手市内のカシマサマの特色を簡単に説明し、末野の鹿島行事と角川武蔵野ミュージアムに収蔵展示された経緯などについてお話しさせていただきました。

午後からはこの日基調講演をされた秋田大学の篠原秀一先生や主催者である横手市の皆さんと一緒に増田、平鹿地区の「文化的景観」を視察。文化振興課の方によるブラタモリ的なガイドが素晴らしかったです。
翌26日は仕事もお休み。午後から能代市で講演があるので、午前中はゆっくり休もうと思っていましたが、朝5時にパチッと目が覚めました。実はこの日、どうしても取材したかった行事があったのです。横手市大森町松田の「ジジババニンギョウ」作り。朝8時からスタートと聞いていので、6時過ぎに自宅を出発しました。
「ジジババニンギョウ」については後日改めてご紹介しますが、この日は取材に伺って本当に良かったです。人形作りが終わってから一路、高速道路で能代市へ!
能代市での講演会は能代山本神社総代会様の主催。会場には約80名の方にお集まりいただきました。

演題は『村を守るショウキサマ~能代人形道祖神めぐり』。能代市の羽立、鶴形、小掛のショウキサマについて、動画と写真でご紹介しました。時間があれば、『村を守る不思議な神様2』で取り上げた荷八田の塞ノ神行事や浅内のナゴメハギについても触れたかったのですがそれはいずれまたの機会に。
内容が異なるスライドトークを連日行うのは初めてかもしれません。取材でいつもお世話になっている小掛の成田さん、中ノ又の佐藤さん、木下の菊地さんにも足を運んでいただきました。怒涛の二日間でしたが、たくさんの方とお会いすることができて、楽しかったです!「地元のことなのに知らなかった」という声をいくつも頂戴しました。貴重な機会を与えていただいた、横手市、能代市の皆さまに感謝いたします。
7月2日、約1年ぶりに宮原さんが秋田へ。久しぶりにANPが二人揃ってリサーチを敢行!詳しくは後日このブログにて。
7月15日は秋田公立美大で講演会(Zoom配信あり!)

7月15日に秋田公立美大のプロジェクト「物見遊山」で小松が講演いたします。文化人類学者の石倉敏明さん、美術家の大東忍さんとの鼎談も。会場での聴講は学内関係者だけですが、一般の方もzoomでご参加いただけます。お気軽にお申し込みください♪
物見遊山vol,1『秋田人形道祖神よもやま話』
2022年7月15日(金) 18:00~20:00 秋田公立美術大学G1S(大学関係者のみ) zoom配信(一般参加可、要予約)
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