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秋田魁新報「ハラカラ」8号、「ニンギョサマが守る松峰」編

投稿者:宮原 葉月 投稿者:宮原 葉月 宮原 葉月

 24日付の秋田魁新報・ハラカラにて「ゆきゆきて出羽路 vol3」がリリースされました。ちなみに「ハラカラ」とは、秋田県内で出版活動を行う「ユカリロ」「勝手に宣伝組合」「秋田人形道祖神プロジェクト(ANP)」の3チームが持ち回りで担当している秋田魁新報での連載のことです。
<1>「秋田住みます『人形道祖神女子』 編 」(2019年10月掲載)
<2>「第1回末野鹿島人形コンテスト編」(2020年1月掲載)

 今回のテーマは大館市松峰のニンギョサマ。
 2018年11月に初めてニンギョサマを取材させていただきました(※1)。昨年は東京からやってきた友人たちと一緒に巡行を現地取材いたしました(※2)。取材中に偶然出会った一人の女性に注目し、様々お話を伺いました。
※1 詳細は書籍「村を守る不思議な神様2」にてご覧いただけます。
※2 詳細はブログ「人形道祖神と秋田めぐるツアー(後編)」にて

 下段の「秋田の落穂」コーナーでは「新型コロナと人形道祖神」について語り合います。編集上でハラカラの作り手の皆さんから想定以上に興味深く感じていただけたようです。数百年も前から「疫病退散」は人形道祖神の大切な役割でした。

 紙面をご覧いただくと、デザインが若干変わったことにお気づきになりますでしょうか。実は、同号から新デザイン体制で制作いたしました。秋田市内の会社にお勤めのデザイナーMさんとの初タッグ。私たちが考えるイメージをMさんに伝え、「人形道祖神の文化を『ローカル性』や『民俗学』等の枠ではなく、クールでかっこいいひとつの『カルチャー』として伝えたい」という、漠然とした要望にも関わらず、素敵なデザインに仕上げていただきました。
 初回ということもあり、近場で何度か打ち合わせをさせてもらい、個人的にイラスト制作欲が掻き立てられ楽しい時間でした。

 今回も編集や校正で私たちを支えてくださったユカリロさん、イラストの色を引き続き調整されたりデザインのアドバイスをしていただいたSさん、ありがとうございました。

 次回は7月の掲載予定です。そのときまでに果たして取材ができるのかどうか、全く予想がつきません、、、新型コロナウイルスが早く収束してくれることを願うばかりです。 

掲載紙面をご希望の方はこちらのページからお申込みいただけます。

Writerこの記事を書いた人

投稿者:宮原 葉月
イラストレーター 宮原 葉月
広告・書籍・雑誌でイラストを描く。 「LOWELL Things」(ABAHOUSE)とのコラボバッグ、 シリーズ累計49万部「服を買うなら捨てなさい」(宝島社) 装画等を担当。 http://hacco.hacca.jp Twitter @hatsukimiyahara