代官山蔦屋書店でのスライド&トークショー「秋田人形道祖神めぐり・グレイテストヒッツ」はいよいよ明日、11月10日(日)に迫ってまいりました。宮原さんは昨日、私も今日、東京入り。夏のジトジトとした暑さが嘘だったみたいに、からっとした秋晴れです。
イベントの内容を少しだけ紹介するこのコーナーもいよいよ最終回。滞在先のホテルからブログを投稿します。

昨夜、NHK秋田で「新日本紀行・大館、能代(昭和44年)」を視聴しました。黒鉱ブームを紹介する映像の中で、地盤沈下のため集団移転する前の松峰集落(大館市)の様子が映し出されていて、思わず目頭が熱くなりました。『村を守る不思議な神様2』にも書きましたが、ニンギョサマは鉱害に負けることなく村を守った松峰の人々にとってまさにシンボルのような存在。その祭典はまるで映画のようです。

秋田の人形道祖神をまつる村で、とりわけ濃厚な信仰を伝えているのが、大館市山田集落。何といっても一集落に16体もの「ジンジョサマ」と呼ばれる人形がいらっしゃるのです。その祭典の様子を約200年前、菅江真澄が描いた図絵を交えてご覧いただきます。

私が人形道祖神にハマるきっかけとなったのが、能代市二ツ井の「小掛のショウキサマ」。一作目の『村を守る不思議な神様』にも登場するこちらの神様を久しぶりに動画でご紹介します。その他にも、たくさんの道祖神が登場しますが、それは当日のお楽しみ♪
スライドは動画メインで構成しました。宮原さんが撮った御返事(おっぺち)の最新動画は私も先日まで観たことが無かっただけに、編集中に「おお~」と唸りました。今回初公開の「下堀のカシマサマ」の映像は見返すたびにジーンと来ます。
秋田魁新報様に今回のイベントとブックフェアについてご紹介頂きました。 記事のタイトルを初めて見た時、「タピオカみたいになったらどうしよう」などと的外れな心配をしてしまいましたが、程よくブームになってくれたら嬉しいですね。ありがとうございます!

11月10日(日)19時からのスライドトーク 「秋田人形道祖神めぐり・グレイテストヒッツ」 はご予約受付中。当日でも大丈夫だと思います。知られざる秋田の文化遺産を是非たっぷりとご覧ください!