NHKBS「新日本風土記」に秋田の人形道祖神が登場します

今年も早いもので師走に入り、秋田市内では今週から本格的な冬モード、いよいよ「雪国秋田」の幕開けとなります。

そんな中、今月は秋田県南の人形立て行事や鹿島流しが、全国放送の番組で紹介されることになりました。その番組とは、松たか子さんの語りでもおなじみ、NHKBSの紀行番組「新日本風土記」です。

私は日本各地の民俗行事が取り上げられる同番組をよく視聴しており、大分前から「いつか人形道祖神も取材してくれないかな」と密かに思っていました。昨年は、私が自伝本を監修した川反芸者・若勇さんが「秋田川反・雪の酒場街」で大きく取り上げられるなど、ご縁が近づいていることを感じていましたが、その予感が的中し、なんとこの夏、番組の取材班が横手盆地の人形立てや鹿島流しを撮影に来られました。もちろん、私も取材、制作に協力させていただいております。

新日本風土記「秋田おいしい横手盆地」

放送日は
BSP4K12月8日(月)午後9:00〜午後9:59
BS 12月9日(火)午後8:00〜午後9:00

番組の中では大保の鹿島流し（大仙市）、末野のショウキサマ（横手）、御返事のカシマサマ（湯沢市）などが紹介されます。予告編では冒頭に御返事の人形送りの「あの場面」が映し出されており（気になる方はこちらの動画をご覧下さい）秋田が誇る奇祭がついに全国放送されると思うと感動を禁じえません。

また、一昨年、私が秋田魁新報電子版コラム「新あきたよもやま」で4回に渡り連載した「蛇芸者哲子」も番組内で紹介されるとか。ディレクターのOさんは『村を守る不思議な神様・永久保存版』や「新あきたよもやま」もご一読されており、秋田の民俗行事や花柳界への造詣も大変深いです。それだけに、どのような番組になるのか、今から放送が非常に楽しみです。