
突然ですが、いつもお世話になっている「ISBbooks(アイエスビーブックス)」さんが9月1日(日)、東京の阿佐ヶ谷でお店をオープンされます。
これまで移動式本屋を営まれていたISBbooksさんの初めての実店舗。記念すべき機会ということで、いろいろお話を伺いましたのでレポートいたします!(上の写真は新店舗と店主の磯部さん)
<目次>
- ISBbooksさんとの出会い
- 日記とZINE、そして人形道祖神
- ISBbooksはどんな本屋さん?
ISBbooksさんとの出会い
ISBbooksさんと秋田人形道祖神プロジェクト(以下、ANP)は書籍「村を守る不思議な神様(村1)」がきっかけで出会いました。たまたま近所の本屋さんで「村1」をみかけた店主の磯部さん。「インパクトのある表紙と、秋田の二文字に目を奪われて購入しました。本を読み、これは実物を見に行かないといけない!」と思われたそう。
これまでANPの書籍を取り扱ってくださったり、今年2月には東京・品川のキヤノンギャラリーSで開催されたギャラリートーク「なまはげだけが秋田じゃない 人形道祖神の魅力に迫る~」にもご来場くださいました。
余談ですが、観客席からみえた磯部さんの笑顔は、ギャラリートークで緊張していた私の心を解きほぐしてくれました。「ずっとニコニコされている方は一体どなただろう?」と思うほど素敵な笑顔の持ち主です。
日記とZINE、そして人形道祖神
イベントに出店し始めた当初、磯部さんは古道具屋さんで手に入れたマッチ箱のコレクションを活用し、マッチ箱に1日分の日記を入れて販売されました。元々日記本を読むのがお好きで、ご自身で日記を書くようになったそう。このユニークな日記本は「ここでしか手に入らない」とお客様に大変好評だったとか。
その後、磯部さんはコロナ禍で延期していた秋田旅を実現され、旅の道中をまとめたZINE『iPhoneからの送信 ~2泊3日ノ秋田旅行記』を制作されました。

同ZINEによると、車の免許をお持ちではない磯部さんは数時間をかけて秋田の県南部を歩き、三ツ村のカシマサマ、オッペチのカシマサマ、そして岩崎の末広町のカシマサマを見られたそう。暑い最中にあの距離を歩くなんて、と磯部さんの熱量の高さに驚きました(秋田県は広大なので、車がないと人形道祖神巡りは非常に難しい)。ドキドキしながら楽しくZINEを拝見した私は、日記やZINEも、ISBbooksさんの魅力の1つだと思いました。
ISBbooksはどんな本屋さん?

「生活の探索」がテーマだと教えてくださいました。「色々な国、人の生活観、習俗、考え方、手仕事の本を中心に集めている」、また「読んだ後、自身の生活につながっていくイメージができるものをなるべく選ぶようにしている」と磯部さん。


古い郷土玩具や民芸品、カゴなども販売されます。「関連した本も一緒に置いたりするので、興味の間口が広がれば嬉しいです」と磯部さん。
お客様とのやりとりを大事にされている磯部さんは、「手に取られた本をきっかけにご自身の興味や経験をお話ししてくださるのが嬉しい」
「ひとりでは知り得なかった出会いがつながっていくことが楽しい」と教えてくださいました。
実店舗を持たれるので、今後の本のイベントへの出店についてお聞きすると、「色々な方に会えるのと、宣伝にもなるのでなるべくイベントにも参加していきたいと思っています」とのことでした。こちらも楽しみですね!
新店舗は9月1日オープン!
ISBbooks(アイエスビーブックス)
〒166-0004 東京都杉並区阿佐谷南1丁目25−23 第一丸伊荘
(阿佐ヶ谷駅、南阿佐ヶ谷駅、高円寺駅より徒歩約10分)
9/1(日)オープン
営業時間:13-19時
定休日:水曜日&不定期
なお、8月20日(火)、8月25日(日)にプレオープン予定
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