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五城目と道祖神(2)

投稿者:小松 和彦 投稿者:小松 和彦 小松 和彦

道祖神のルーツの一つとして考えられているのが、古代朝鮮、日本の都城や東北地方の城柵官衙から見つかっている男性器をかたどった木製品です。道教の影響を受けた魔除けの儀礼に用いられたと思われます。
五城目町の大川地区には石崎遺跡という奈良末~平安時代の城柵遺跡があり、秋田郡衙に想定されております。そこから500mほど東側に同時代の役所(または集落)であったと考えられる中谷地遺跡があります。ここからは魔除けのためにつくられた道具がたくさん見つかっており、中には人形道祖神と関連した信仰も垣間見られます。詳しくは20日のスライド&トークにて。

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投稿者:小松 和彦
郷土史研究 小松 和彦
工芸ギャラリー・小松クラフトスペース店主 『秋田県の遊廓跡を歩く』(カストリ出版)、 『新あきたよもやま』(秋田魁新聞デジタル版) などを執筆。 http://www.komatsucraft.com/ Twitter @Komatsucraft