道祖神のルーツの一つとして考えられているのが、古代朝鮮、日本の都城や東北地方の城柵官衙から見つかっている男性器をかたどった木製品です。道教の影響を受けた魔除けの儀礼に用いられたと思われます。
五城目町の大川地区には石崎遺跡という奈良末~平安時代の城柵遺跡があり、秋田郡衙に想定されております。そこから500mほど東側に同時代の役所(または集落)であったと考えられる中谷地遺跡があります。ここからは魔除けのためにつくられた道具がたくさん見つかっており、中には人形道祖神と関連した信仰も垣間見られます。詳しくは20日のスライド&トークにて。
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