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【番外編】「盛」の肉まん&あんまんを食す

投稿者:宮原 葉月 投稿者:宮原 葉月 宮原 葉月

突然ですが、「盛(さかり)」という、秋田市八橋(やばせ)にある中華料理店をご存知でしょうか。全国にファンが多く、「盛のレバニラは絶品、レバーが苦手な人も食べられる」という定説があるお店。レバニラだけでなく、麻婆豆腐、海鮮料理、麺類等々とても美味しく、お昼だけの営業ですがいつも混雑しています。(今回は人形道祖神と一切関係ない番外編のブログです )

盛さんという写真の男性がお一人で料理を切り盛りしています。豪快で個性的なおじさま。芸術を愛し、「開運!なんでも鑑定団」にも登場されました。

「盛」では11月頃から3月頃までの期間限定で、肉まん・あんまん・饅頭(マントウ)を予約注文することができます。盛さんをよく知る小松さんのおかあさまが「『うちの肉まんは出来立てが一番おいしい。出来立てを食べに朝お店に来て』と盛さんに誘われたので、明日行ってみようと思う」とお声を掛けてくださり、私も参加させていただきました。

朝8時前、小松さん達と4名でお店に伺いました。

お店に入るとグツグツ煮えたスープが。

肉まんの付け合わせにスープを頂きます。ナンプラーをかけて。

店内は窓を開けっぱなし。外は寒いのになぜだろう?と思いましたが、この後謎が解けます。

肉まんの包み方を見せていただきました。あっという間にあんをくるんでしまいます。「宮原さん、できた肉まんの写真撮って!」と盛さん。

湯気がすごいです。盛さんがみえません。手前の女性に次々ふかした肉まんを渡していきます。

湯気がものすごいので、窓を開けていたのでした。

肉まん。お肉の汁がジュワっと出てきます
あんまんのあんは中華風で本格派

パンやマーラーカオをご自身で作られる小松さんのおかあさまによると、盛さんの肉まん&あんまんの凄さは「ドライイーストやレーズン酵母などを使わず、 自然発酵で皮を作っているの。 タネを温度と湿度を管理できる場所に置いて発酵させている。」とのことでした。

また肉まんと、あんまん&饅頭とそれぞれ皮も作り分けているそう。肉まんはタネを伸ばして使い、後者はクロワッサンのように何層にもするとか。

一斗缶でタネを作られているそう。嗅いでみると確かに発酵したての酸っぱい匂いがします。
1日に100個以上販売されるそうなので、数個分の一斗缶を準備されているのでしょう。
いつも予約で完売だそう。すごい。

朝早くにみんなで美味しいものを食べていると、思わず顔がほころびます。
私「ここは秋田じゃないみたいです。アジアの朝市に居る感じがします」
小松母「アジアの町では、朝はみんな外食だったのよ。日本のように家では食べないの」
そして話がどんどん膨らんでいき、しまいには中近東の生活習慣から戦争と平和へ話題が広がっていきました。

盛さん、おいしい肉まんとあんまんをご馳走様でした。

Writerこの記事を書いた人

投稿者:宮原 葉月
イラストレーター 宮原 葉月
広告・書籍・雑誌でイラストを描く。 「LOWELL Things」(ABAHOUSE)とのコラボバッグ、 シリーズ累計49万部「服を買うなら捨てなさい」(宝島社) 装画等を担当。 http://hacco.hacca.jp Twitter @hatsukimiyahara