東日本を震撼させた台風19号から一夜が明けました。秋田では深夜のうちに嵐が通り過ぎていきましたが、「道祖神」のメッカである長野県や関東から東北にかけての甚大な被害には心が痛みます。一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。

2か月近く経ちましたが、さる8月20日に「アトリエももさだ」で開催された「第一回・菅江真澄をたどる勉強会」にゲストとして登壇させていただきました。 このレクチャーは現在、秋田公立美術大学が中心となって企画している展覧会「Arts & Routes -あわいをたどる旅-」に向けた公開プロジェクトの第一回目。当日は、秋田県埋蔵文化財センターの吉川耕太郎さんが考古学から見た真澄、私が人形道祖神研究から見た真澄というテーマで発表しました。

江戸後期の紀行家・菅江真澄 (1754~1829) については『村を守る不思議な神様2』の中に掲載したコラムにも書きました。彼は何といっても秋田の人形道祖神を詳しく記録した最初の人物。真澄を語らずして人形道祖神は語れないのです。
アーツセンターあきたのウェブサイトには当日のレクチャーの概要が掲載されております。 いつものスライドトークショーとは一風変わった内容です。 どうぞご覧ください→こちら

今月末からは東京で再びイベントを開催する予定です。取材もスケジュールが埋まってきました!この秋も秋田人形道祖神プロジェクトはフル回転で活動します。