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<取材レポート>萌えて、悶えて、走行距離300kmを走る!

投稿者:宮原 葉月 投稿者:宮原 葉月 宮原 葉月

「今の時期は神様の作り替えがないので、本日は雪で見ることができなかったり、通行止めで峠超えできなかった神様を見に行きます。おそらく取材史上、最大距離を走ることになる」と小松さん。朝8時に取材がスタート。

秋田市から仙北市へ

道中、昭和感満載な「雲沢観光ドライブイン」に寄ってみました。軽食の自販機がズラリ並んでおり、 NHKのドキュメンタリー「72時間」に出てきそうな場所。

ラーメンか天ぷらそばを選べます。「食べてみたい」「食べてみましょう!」ということでラーメンを注文。

「ボン!」と出てきました。「!?」味は・・・・ラーメンというよりうどんに近かったです。

お面の場所をおじいさんに伺っています。親切に地図まで描いていただきました。

トトロが出てきそうな小道を進みます。

お面が2つ収められている祠を発見!奥には大きなため池が。

少し離れた祠にもお面がひとつ。

今の秋田の風景。田んぼに水をはり、苗を植える様子をたくさんみました。今年も美味しいお米を食べることができそうです。

人形道祖神のグッズのご相談に、美味しいハチミツを作っている養蜂場さんへ伺いました。
「今年採れるハチミツの量がまだわかりません。ミツバチは元気でバッチリの状態なのですが、花がミツをたくさん作ってくれるかどうかで決まります。状況がわかったらご連絡しますね」とのことでした。 この日、ミツバチ達はトチのハチミツを採りに出張中とのことでした。

仙北から羽後へ一気に南下

お昼は「食堂好き」小松さんの強い要望で聖地「かどや」さんへ。
羽後町の「西馬音内盆踊り」で有名な西馬音内(にしもない)にあります。

小松さんは大喜び。
「味わうな、雰囲気を感じるんだ!」という食堂愛好家・小松さんの決め台詞がありますが、かどやさんの中華そばは美味しかったです。

羽後からさらに南へ そこはまるでナウシカの谷のよう

車から出ると、森の香りと濃い空気を感じました。帽子が吹き飛ばされたほど風が強く、まるで「ナウシカの谷」みたい。

ニンギョサマを撮影。村の境界に2か所あります。こちらのニンギョサマには帽子がありません。

ちなみに同地の冬は写真のように雪が積もり、ニンギョサマを見ることができません。

「石の人形道祖神がある」ということでそちらも見に行きました。

「こんな場所があるとは・・・」山々の迫力に圧倒されました。石の神様を求めて進んだ道のどん付きに、とある集落がありました。

ここから峠超えし次の目的地に行こうとしましたが、岩が落ちていたりとあまりにも悪路で断念。引き返します。

ニンギョサマ・パラダイス!

最後は一気にニンギョサマを確認しに行きました。「ニンギョサマを祀ることをやめてしまった集落があるらしい」「GWはニンギョサマの作り替えラッシュがあるので新しい姿を確認しよう」などチェックポイントは沢山あります。

「ミニオン」風ニンギョサマ(カシマサマ)

先月見たときは帽子がなかった板戸のニンギョサマ。細長い!

藤倉の「坂のニンギョウサン」のすぐ近く。

私が大好きな白沢のニンギョサマ。今春も「マブい」です。

秋田市内に戻ったのは夜8時過ぎ。
秋田市の夜景を見ると「都会に戻ってきた・・・!」と安堵します。この日は走行距離300キロの取材となりましたが、心が躍る素晴らしい1日となりました。

Writerこの記事を書いた人

投稿者:宮原 葉月
イラストレーター 宮原 葉月
広告・書籍・雑誌でイラストを描く。 「LOWELL Things」(ABAHOUSE)とのコラボバッグ、 シリーズ累計49万部「服を買うなら捨てなさい」(宝島社) 装画等を担当。 http://hacco.hacca.jp Twitter @hatsukimiyahara