Q
7

いつからありますか?

A7.もっとも古い文献は菅江真澄によるものです。

秋田県内の人形道祖神について最初に記録したのは菅江真澄(すがえますみ・1754年~1829年)です。菅江は30歳頃、故郷の三河(現在の愛知県)を出て、秋田で亡くなるまでの約34年間を北海道、東北の旅に費やし、200冊近くもの本を著しました。現在の秋田県内各地に祭られている人形道祖神にいち早く注目し、いくつもの絵と文章に残しています。ちなみに、ナマハゲの一番古い記録も菅江の著作に中にあります。

ほとんどの人形道祖神は由来が伝えられておらず、いつ頃から作られているかは不明です。伝承が残る道祖神の中で古い例としては横手市山内にある田代沢のカシマサマがあげられます。江戸時代の享保年間(1716年~1736年)、南部藩領から疫病が入り込まないように作られたと言われています。