暑い日が続きますがみなさまいかがお過ごしでしょうか。
突然ですが、7月13日(日)にあきた芸術村(秋田県仙北市田沢湖)で多様な風習や芸能や技術などに触れることができるイベント『無形民俗文化財万博~カタチなきたからもの~ 2025・夏』が開催されます。
「あきた芸術村」は民族伝統をベースとする劇団「わらび座」の本拠地で、劇場の他にホテルや温泉、地ビール醸造所などがある大きな「複合文化エリア」の施設です。
【目次】
・無形民俗文化財万博とANP
・イベント詳細
・絵の新作をご紹介
無形民俗文化財万博とANP
今回のイベントはわらび座さんが主催ですが、これまで秋田県が主催の『あきた無形民俗文化財万博』が秋田市内のホールで開催されてきました(2023年より全3回)。
実は2023年に開催された第1回目に秋田人形道祖神プロジェクト(ANP)は登場させていただきました。「不思議な神さま館」が設置され、人形道祖神の展示や関連するカラフルな絵画や漫画を展示。また1日4回のギャラリートークはおかげさまでほぼすべてが満員超と大盛況となりました。秋田市民の皆様にも人形道祖神の魅力をたくさんお伝えすることができたのではと思います。
そのほか全3回のメインビジュアルのイラストを宮原が担当させていただくなど、同イベントと今でも貴重なご縁をいただいております。

イベント詳細
さんさ踊り(岩手)や花笠踊り(山形)など多様な風習や芸能や技術などに触れることができる今回のイベント『無形民俗文化財万博~カタチなきたからもの~ 2025・夏』。他にもミュージカルや草木染めの体験、さらには秋田名物「ばばへらアイス」の販売も行われます。

(1)無料ゾーン「メインステージ」

メインステージは観覧無料。
・さんさ踊り(岩手県)10:00~10:20
・花笠踊り(山形県)12:45~13:00
・永井の大念仏剣舞(岩手県)13:00~13:20
・クロージングアクト 13:20~13:30
岩手県や山形県から踊り手のみなさんがいらっしゃいます。一同に拝見できるのは大変貴重!詳細はこちらからどうぞ。
(2)有料ゾーン「ミュージカル館・まつり館・草木染館・風のがっこう・飲食販売」

こちらは有料プログラム。
ミュージカル『秋田は何もない』のタイトルに度肝を抜かれましたが(笑)、秋田ご出身の内館牧子さんが脚本を手掛けたミュージカルもお楽しみください。
まつり館では秋田の祭りが体験できるシアターが上演されるそう。西馬音内盆踊りや竿燈のお囃子が懐かしくなってきました。上記のお申込みはこちらからどうぞ。
そして「風のがっこう」はわらび座さんの役者と地域の名人が先生の学校です。「郷土芸能に触れて草木染めにトライ!」という内容で開催されます。お申込みはこちらから
絵の新作
今回新たに誕生した絵は、「踊る秋田犬」2点と「猿倉人形芝居」。両者とも以前描いたものを2025年版として新たに描き起こしました。

わらび座の方にも大変好評いただきました。嬉しい!またこの度のチラシを素敵にデザインしてくださったCreative Peg Works 伊藤 靖史さんにも大きな感謝を申し上げます。

猿倉人形芝居(由利本荘市・北秋田市・羽後町)
明治時代に旧鳥海町(現由利本荘市)の池田与八が発展させた人形芝居。人形遣いは人形を指で動かし1人で2体の人形を操る。明治から昭和初期にかけて全国を巡業し人気を博した。
後者は今年3月に金沢市とのプロジェクトで金沢市民芸術村で開催された個展『村を守る不思議な神様 道祖神の世界』用に描き起こしたものです。秋田の人形道祖神文化と一緒に、震災後の能登の来訪神「面様年頭(輪島市)」や「アマメハギ(能登町)」についてのルポルタージュ作品を展示し、おかげさまで大盛況となりました。また改めてご報告させていただきます。詳しくはこちらから

7月13日は東北の伝統芸能フェスへ!

秋田や岩手、山形などの伝統芸能に触れ合えるイベント。お子様の夏の体験にいかがでしょうか。ぜひお足をお運びくださいませ。
無形民俗文化財万博~カタチなきたからもの~ 2025・夏
■日時:2025年7月13日(日)10:00-14:30
■会場:あきた芸術村 各施設
■料金:メインステージは観覧無料。その他体験プログラムなどは有料となります。
詳細はこちらからどうぞ。